初心者でも分かるアロマオイル|ローズマリー・シネオールの効果・効能

初心者でも分かるローズマリー・シネオールの効果・効能

 クリアで沁みとおるような、スーッとした香り♪

ローズマリー・シネオールは地中海の沿岸地方が原産の背の低い常緑樹で、葉は主に肉料理に合うハーブとしておなじみです。学名のRosamarinusは「海のしずく」という意味のラテン語で、淡いブルーの花が雫のように見えることから名づけられたと言われています。マリー(マリア様)とローズ(バラ)を合わせ、「マリア様のバラ」という呼び名もあります。古い歴史のあるハーブで、古代ギリシャなどでは木や葉を悪霊を追い払う薫香として用いたり、虫よけとして使われてきました。14世紀のハンガリーの王妃エリザベート1世が高齢になって手足が痛む病気にかかり、痛み止めとしてローズマリーを主成分とする「ハンガリアン・ウォーター」を使ったところ、病気がよくなるだけでなく肌も若返って隣国の若い王子から求婚された という逸話もあり、「若返りのハーブ」としても有名です。モロッコ・フランス・チュニジアなどで生育したローズマリー・シネオールの葉と花を水蒸気蒸留して採れる精油は、樟脳(しょうのう)にも例えられるスーッとした清涼感のある清々しい香りです♪ラベンダーやティートリー同様よく使われる精油で、近年は脳の活性化・認知症の予防効果が期待できる精油としても話題になりました。
なお、ローズマリーの精油には数種類のケモタイプ(精油の原料になる植物の生育環境などにより、同じ植物でありながら精油成分の構成比率に著しく違いが出るもの)があり、最も刺激が少なく使いやすいと言われているのがローズマリー・シネオールです。香りが穏やかで肝臓や胆のうの強壮作用があると言われているローズマリー・ベルベノンや、シャープかつ刺激的な香りで局所刺激や興奮作用があると言われているローズマリー・カンファーは作用が強めで、香り・用途・使用上の注意が異なります。購入時は間違わないように注意が必要です。

ローズマリー・シネオールの効果・効能

*心*

~気持ちのリフレッシュや集中力・記憶力アップ~

ローズマリー・シネオールの香りは脳の海馬に働きかけて眠気を覚まし、頭脳を明晰にして集中力や記憶力をアップする効果があると言われています。1日の始まりや勉強・仕事に集中したい時などに使いたい精油です。また、気持ちがささくれ立ってやる気や自信を失っている時に嗅ぐと、精神疲労を癒して気持ちを明るく前向きにするとも言われています。

*身体*

~のどや鼻のトラブル、筋肉疲労や神経痛に~

ローズマリー・シネオールの精油は、鼻水や鼻詰まりを改善し、痰が絡むのどをすっきりさせるなど鼻・のどのトラブル緩和に効果があると言われています。また、血の巡りを良くする効果も期待できると言われており、筋肉疲労や肩こり、リウマチ・神経痛などの症状を緩和するのにも役立ちます。アロマバスやマッサージオイルで使うのがおすすめです。

*美容*

~ 肌の引き締めやヘアケアに~

ローズマリー・シネオールの精油には抗菌作用や収れん作用があると言われており、脂性肌の改善やニキビのケア・予防に役立ちます。頭皮のフケや抜け毛を抑えて髪の毛の成長を促す効果があるとも言われており、シャンプーなどヘアケア用品にもよく配合されています。デオドラント効果も期待できるので、体臭予防にもおすすめです。

 ローズマリー・シネオール使用の際の注意事項

☑高濃度での使用は皮膚刺激があるので注意が必要です。

☑妊娠初期の使用は避けましょう。中期・後期に使用する際は体調に十分注意して下さい。

ホメオパシー療法中の使用は避けましょう。

ローズマリー・シネオールとブレンドするのにオススメの精油

・柑橘系

オレンジ、グレープフルーツ、メリッサ、レモングラス

・フローラル系

ゼラニウム、ネロリ、ラベンダー

・樹木、樹脂、オリエンタル系

サイプレス、シダーウッド、ジュニパー、ティーツリー、フランキンセンス、ユーカリ

・ハーブ、スパイス系

バジル、ペパーミント、ブラックペッパー、マージョラム

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