初心者でも分かるアロマオイル|ローズウッドの効果・効能
初心者でも分かるローズウッドの効果・効能
心落ち着かせるフローラルウッディな香り♪
ローズウッドは別名「ボアドローズ」とも呼ばれ、南米ブラジルの熱帯地域に自生する高さ40メートル以上に成長する常緑樹の心材から採取されます。ヨーロッパにはじめてもらたされたフランス領ギヌア産の精油が出荷されていた港の名前にちなんで、かつては「カイエンヌ油」とも呼ばれていました。香りがローズに似ている事からローズウッドと呼ばれていますが、バラとは別の植物から採れる精油です。ローズの香りを少しやさしくしたような甘さと、ウッディ―さとスパイシーさが合わさったようなやさしく気分をほっとさせてくれる軽い香りが特徴です。エッセンシャルオイル(精油)が蒸留できるまでに約15年もかかる非常に成長に時間のかかる樹木ですが、高級家具などの材料や重要な香料原料として重宝される事などから、一時は乱獲によって絶滅が危惧されました。現在ではブラジル政府による保護規制の元で計画的に伐採・植樹が行われていますが、少し前に比べるとローズウッドの精油はやや手に入りにくい傾向にあるようです。メーカーによっては精油の抽出部位が心材ではなく葉や枝を使ったローズウッドや、同じフトモモ科の植物 ホーリーフ(ホーウッド・芳樟)をローズウッドの代用品として販売しているところもあります。ローズウッドそのものとは言えずとも近い香りがするものや成分的にはかなり近いものが多いようなので、ローズウッドの精油が手に入りにくい場合はこちらを使うのもおすすめです。
ローズウッドの効果・効能
*心*
~ストレス解消と気分を明るく盛り上げる効果~
中枢神経に働きかけて心身のバランスを取ってくれる香りです。甘くやさしい香りを嗅ぐ事で気分を和ませてリラックスさせてくれるので、気持ちが疲れて落ち込んでしまった時に使いたい精油です。同時に、不安感や緊張感を感じる時、やる気が出ず憂鬱な気分の時などに気分を高揚させてくれる抗うつの効果も期待できます。催淫効果もある言われているのでムーディーな雰囲気を演出したい時にも活躍します。ヨガや呼吸法、瞑想をする時に香らせると、より集中できる香りです。
*身体*
~風邪の予防や、辛い頭痛に~
ローズウッドの香りには抗ウイルス作用があると言われており、免疫力を高める効果が期待できます。殺菌・消毒作用があるとも言われ、のどの炎症を鎮めるのにも役立つので、風邪やインフルエンザが流行るシーズンにアロマディフューザーなどに入れて使いたい精油の1つです。また、鎮痛作用があるとも言われているので、神経性の頭痛や辛い偏頭痛を和らげる効果も期待できます。
*美容*
~美肌効果~
ローズウッドは肌の細胞を刺激して組織を新しくする作用があるとされているので、切り傷や炎症のある肌に有効です。皮膚を柔らかくしたり皮脂のバランスを整える働きも期待できるので、乾燥肌、敏感肌の方にはもちろん、シワやたるみなど加齢による悩みが気になる肌に使うのもおすすめです。石鹸や化粧水・クリームなど、様々な手作り化粧品づくりに活躍します。
ローズウッド使用の際の注意事項
☑禁忌は特にありません。小さなお子さんや妊婦さんにも使う事ができます。
☑皮膚への刺激は少なく、使いやすい精油の1つです。
ローズウッドとブレンドするのにオススメの精油
・柑橘系
オレンジ・スイート、グレープフルーツ、ベルガモット
・フローラル系
ローズ、ゼラニウム、イランイラン、ラベンダー、ネロリ
・樹木、樹脂系
サンダルウッド・フランキンセンス
・スパイス系
コリアンダー・シナモン・クローブ