初心者でも分かるアロマオイル|ベルガモットの効果・効能
初心者でも分かるベルガモットの効果・効能
ややフローラルな甘さのあるデリケートでやさしい香り♪
ベルガモットは樹高4mぐらいに生育する木に実るやや小ぶりの果実で、表面にブツブツしたへこみのある洋ナシ型をしています。コロンブスがカナリア諸島で発見してスペインとイタリアに広めたとされており、ベルガモットの名前は初めて栽培されたイタリアの小都市「ベルガモ」に由来していると言われています。現在はイタリア・スペイン・チュニジアなどで栽培されていますが、他の柑橘系は実が黄色くなってから精油を採取するのに対して、ベルガモットは半分緑色の半熟のうちに皮を絞って精油を採るのが特徴です。果実は苦いため食用には向かず、果皮から精油を採取する他にマッサージオイルや化粧水などの化粧品や香水などに使われたり、紅茶のアールグレイの香りづけに用いられたりしています。清々しく花のような甘さの中にほのかな苦みがある軽くデリケートな香りが多くの方に支持されており、柑橘系の中でも人気の高い精油の1つです♪
ベルガモットの効果・効能
*心*
~心をほぐし、ゆったりとした気分に果~
ベルガモットの香りは鎮静と高揚の効果を併せ持つとされており、やる気の起きない時やうつ状態になっている時・情緒不安定になっている時に使うと穏やかでバランスの取れた精神状態に導いてくれると言われています。怒りや緊張・イライラを感じる時にも、不安感や緊張感で鬱っぽい気分の時にもどちらにも使いたい精油です。産前産後や更年期の女性、高齢者へのストレスケアにもおすすめの香りです。
*身体*
~胃腸の不調や風邪予防など様々に活躍~
ベルガモットの香りには、食欲を調整したり消化を促進する働きがあるとされており、特に神経性の胃腸症状の時にいいと言われています。殺菌・消毒の働きがあるとも言われており、喉の痛みや気管支のトラブルがある時や日頃の風邪対策などにお部屋での芳香浴がおすすめです。膀胱炎や尿道炎など泌尿器科系のトラブルがある時に座浴やアロマバスで使うのもよいでしょう。デオドラント作用や防虫効果も期待できるので、汗の臭い対策用のボディミストやクローゼットなどに入れるサシェ作りの際に使うと香りのよいものができます。
*美容*
~脂性肌のケアに~
皮脂を抑える働きが期待でき、特にストレス性の肌トラブルに良いと言われています。ストレスによるニキビや吹き出物・湿疹などの肌トラブルが気になる時に使いたい精油です。頭皮が脂っぽく、フケが目立つ際のヘアケアにもおすすめです。消毒や傷の治癒作用があるとも言われているので、やけどや乾燥しやすい肌にも良いとされています。
ベルガモット使用の際の注意事項
☑強い光毒性があるので、化粧水・クリームなど皮膚に塗布した後数時間は紫外線や日光を避けて下さい。
日中使いたい場合は、光毒性の原因成分を取り除いた「ベルガプテンフリー」「フロクマリンフリー」「ベルガモットFCF」等の記載があるベルガモット精油を使用するのがよいでしょう。
☑敏感肌の方は、刺激が強いので注意が必要です。長時間・多量使うのは避けましょう。
☑劣化が早い精油です。開封後は湿気の少ない冷暗所で保存し、6か月を目安に使い切りましょう。
ベルガモットとブレンドするのにオススメの精油
・柑橘系
グレープフルーツ、レモン
・フローラル系
イランイラン、ラベンダー、ローズ、ネロリ、カモミール、ジャスミン、ゼラニウム
・樹木、樹脂、オリエンタル系
サイプレス、ジュニパー、シダーウッド、ベンゾイン、ユーカリ、パチュリー
・ハーブ系、スパイス系
ペパーミント、クラリセージ、マージョラム、ブラックペッパー